후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
一面母の愛という人情に立脚していると共に、他の一面において、その場限りで済まぬものを持っている。元禄期の句としては、いささか単純ならざる種類に属する。
蔵開き順に入るゝや孫息子 夕兆
蔵を持たぬわれわれに取って、蔵開という季題はあまり交渉がない。子供の時分には鏡餅を割って汁粉にする日を蔵開というのだと、漫然心得ていたこともあった。
蔵開の句は古来どの位あるか、殆ど記憶に存するものがないが、この句はまごう方なき蔵開である。いずれ富貴繁昌の大店であろう。蔵開の日には一家の者を蔵に入れる慣例でもあると見えて、家格の順か、年齢順かによって順々に孫の男の子を蔵へ入れる。金銀の気が直に眉宇に迫って来るような気がするのは、必ずしもわれわれが蔵を持たぬためばかりではあるまい。
「孫息子」というのは、孫及息子の意味に解されぬこともないが、「孫娘」などという言葉の例もあるから、孫の男の子と解した方がよくはないかと思う。大勢の孫どもが相次いで蔵に入る。大黒頭巾でも被った隠居がにこにこしながら、それを眺めている。――西鶴の『永代蔵』にでもありそうな、めでたい蔵開である。