후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
江橋の句は「うちくらみ」の一語によって、直ぐ近くまで迫った夕立の空気を描き得ている。「夕立すなり」の語に効果があるのもそのためである。
旅泊
魚煮たる鍋あらためよ茄子汁 使帆
或人が寺で造る精進料理がうまいといって感心したら、野菜を煮る鍋と腥物を煮る鍋とを別にして御覧、といわれたそうである。肉食に慣れて腥臭を意とせぬわれわれは、平生はさほどに感じないけれども、時に純粋なる精進料理――未だかつて腥物を知らぬ鍋で煮た精進料理を味ったら、やはり讃歎の声を吝まぬかも知れない。
この句は旅宿で出された茄子汁に、何となく腥臭のまつわっているのを感じて、これは何か魚を煮た鍋で作ったに相違ない、茄子汁の場合はやはり別の鍋を用いた方がいい、といったのであろう。尤も「あらためよ」という言葉は、旅宿の主人に注意したとまで見なくても差支ない。作者の独語でもいいわけである。「あらためよ」といったところで、必ずしも別の鍋を使うということには限らぬ。魚を煮たあとはよく吟味しろ、という意味でもよかろうと思う。
作者は熊本の助成寺の住僧だそうである。平素純粋な精進料理に慣れているため、鍋の移り香が気になったものらしい。