후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
眼前の光景とすれば、多少の滑稽をも含んでいるような気がする。
敷つめてすゞし畳の藺の匂 野径
新しい畳の句はすがすがしいものである。替えたばかりの畳の上に寐ころんでいると、如何なる熱鬧の巷にあっても、生々たる自然の呼吸に触れるように感ずる。自然に親しい日本建築の一条件に算うべきものであろう。
この句は洒堂の『市の庵』という集にあるので、洒堂が膳所から難波へ居を移した記念のものである。従ってこの集の中には「鋸屑は移徙の夜の蚊遣かな 正秀」とか、「踏人もなきや階子の夏の月 臥高」とか、「上塗も乾や床の夏羽織 探芝」とか、新築気分の横溢したものがいろいろある。野径の句もその一で、新居の洒堂に寄せたものだから、自分が現在そういう青畳の上に寐ころんだりしているわけではない。涼しい藺の匂に満ちた洒堂の新居を想いやり、淡い祝賀の意を寓したものと見れば足るのである。野径は洒堂のそれまでいた膳所の人で、膳所と難波は遠距離でもない以上、親しく新居を訪れた際のものとしても差支ないが、強いて限定してかかるにも及ばぬかと思う。
昼の蚊に線香さびし草の庵 ※(「さんずい+(吝-口)」