일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면

아오조라 문고

そこから冬の月の皎々と照っているのが見える。一読身に沁むような冬夜の光景である。「戸尻の風」の一語が極めて適切に働いている。

石竹の一花咲る冬野かな    桃里

蕭条たる冬野の中に、たった一輪石竹の花が咲いている。こういう光景には未だ逢著したことがないが、実際にはしばしばあるのかも知れない。尚白にも「よろ/\と撫子残る枯野かな」という句がある。趣はほぼ似たようなものであるが、句としては尚白の方が遥にすぐれている。「よろ/\と」の一語が枯野に残る撫子の様子を如実に現しているのみならず、強いて一花と限定しないのも、かえって風情が多いからである。

かつて定家の『拾遺愚草』を点検して「霜冴ゆるあしたの原のふゆがれに一花さけるやまとなでしこ」の一首を発見した時、尚白の句と比較すると、数歩を譲らなければなるまいと老えたことがあった。今にして思えば、尚白の句はむしろ独立して考えらるべきで、それよりはこの桃里の句の方が、よほど定家の歌に似ている。桃里は定家の歌によって、この趣向を立てたものではないかも知れぬ。ただ定家の歌以上の働きを、この句に認め難いのを遺憾とする。