일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면

아오조라 문고

「置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける」――橋の上を踏む行人の姿よりも、水上を家として舟に寐る人の生活が思い浮べられる。

店月橋霜は詩歌の題材として古来いい古された観があるが、この句をして力あらしむるものは、深夜の水に響く舟人の咳である。この咳一声あるがために、霜夜の天地の闃寂たる感じがかえって強くなる。行人の咳でなしに、姿は見えぬ舟人の咳であるだけに、一層あわれを感ぜしめる。

火のきえておもたうなりぬ石火桶    蘭仙

理窟屋に聞かせたら、火の有無は重量に関係はない、というかも知れぬ。そこは感じの問題である。炭のおこっている時はさほどに思わぬのが、火が消えて冷たくなったら、ひどく重く感ずる。石火桶であれば、その冷たさも、重さも、二つながら普通の火鉢以上であろう。

底寒く時雨かねたる曇りかな    猿雖

「底寒く」ということは「底冷え」などという言葉と同じく、しんしんと底から寒いような場合をいうのであろう。空が曇って時雨でも来そうになったが、遂に降らず、依然としてどんより曇っている。そうして底寒い。何となく凝結したような状態である。

時雨は関東の地に絶無というわけでもあるまいが、山に遠い関東平野の中にいるわれわれは、さっと来て直に去る初冬の時雨なるものに縁がない。