후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
行過て女見返す汐干かな 露挂
川柳子は「三月はいとなまめいた漁師出る」といった。春の干潟は慥に汐干狩の女によって彩られる。「汐干けふ女草履や一からげ 兎園」などという句は、干潟に下り立った女の草履を、一まとめにしてからげて置くというに過ぎないが、それでも何となく艶なる趣を感ぜしめる。平生何もない海上だけに、特にそういう色彩が著しく感ぜられるのであろう。
「行過て」の句は、汐干潟で出逢った女が、行過ぎてから此方を見返した、というだけのことである。向うが見返したのを認める以上、此方からも見返ったか、そのまま見送っていたかしたに相違ない。あるいは女の方から見返したものとせずに、行き過ぎてから此方が見返した、と解することも出来る。「女(が)見返す」と見るか、「女(を)見返す」と見るかの相違であるが、そうやかましく僉議するほどのこともあるまいと思われる。
子規居士にも「春の野に女見返る女かな」という句がある。これは行違った女同士が互に見返るという点で、多少複雑な変化を生じている。
春雨に雀かぞゆる夕部かな 如嬰
穉拙な句である。春雨の夕方、庭先か軒端かに来て雀が啼き交している。