후리가나로 읽는 일본 고전
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こじょうのまひる
古城の真昼
野村 胡堂
野村 胡堂의 古城の真昼(こじょうのまひる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,644자 · 28화면
玉置子爵は、安楽椅子に凭れたまま、やや迷惑相に斯う申しました。
「それに、もう一つ悪い事があるのです、近頃世間を騒がして居る、判官三郎とかいう怪盗、あれが私へ手紙でこういう事を言って来てるのです。……玉置の城趾の宝は、最近かく申す判官三郎が発見するであろう、貴下は玉置の旧藩主ではあるが、間違っても宝に対する権利を主張してはならない、これは天慶の昔平将門が隠したもので、貴下は何んの権利も無いからである……随分手厳しいでしょう、ハハハッハッハ」
「ホウ――」
「判官三郎が飛出しましたか」
「それは大変」
怪盗判官三郎が、この事件の真っ只中へ飛こんで来たと聞いて、一座の緊張は又加わりました。何となく物々しくなる空気を払い除けるように、玉置子爵は手を振り乍ら、
「イヤ、諸君まで驚いてはいけません。世間はどうも判官三郎を買い被って神出鬼没の怪盗で人間以上の事を仕遂げるように信じて居るのは、甚だ怪しからん事です……そこで私は、明日の夏至に備えるために、県警察部に依頼して、約百五十名程の警官を出し、玉置の城趾を完全に警備して貰う筈です。そんな中に諸君が行かれたところで、決して面白い筈はありません、まあ止された方がいいでしょう」