후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(一)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,431자 · 428화면
右門捕物帖
1
――今回はいよいよ第九番てがらです。
それがまた妙なひっかかりで右門がこの事件に手を染めることとなり、ひきつづいてさらに今回のごとき賛嘆すべきてがらを重ねることになりましたが、事の勃発いたしましたのは、前回の卍事件がめでたく落着いたしまして、しばらく間をおいた九月下旬のことでありました。下旬といってもずっと押しつまった二十八日のことでしたが、それも夜半をすぎた丑満どきに近い刻限のことです。あたかも、その日は右門の先代の祥月命日に当たりましたので、夕がたかけて小石川の伝通院へ墓参におもむき、そこの院代の南円和尚が、ちょうどまたよいことに右門とは互先という碁がたきでしたから、久しぶりについ一石と石をにぎり出したのが病みつきとなって、とうとう丑満どきに近いころまで打ちつづけ、ようようそのとき三石めの勝負番に中押しで勝ちをとりましたものでしたから、ほっとした気持ちで和尚の仕立ててくれた寺駕籠にうち乗りながら、ずっと道をお濠ばたへ出て、あれから一本道をお茶の水へさしかかろうとすると、はしなくもその道の途中で、今回の第九番てがらとなるべき糸口にぶつかったのでありました。