후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 221,941자 · 435화면
「うるせえな。おれがついているじゃねえか!」
いいもいったり、きりもきったり、名人得意の啖呵をすっかり口まねしながら、そこにぽっかりとまた浮かび上がって、黒々とさかしまに大きな腹を見せたままでいる屋形船をじっと見透かしていましたが、と――たまには伝六の目もさえるときがあるとみえて、おどろいたもののごとくに、言い叫びました。
「なるほど、こりゃまごまごしていられねえや! 船の底にくりぬいたでけえ穴があるぞッ。ちくしょうめ、ふざけたまねをやりやがって、どいつか沈めやがったなッ。おいこら、船頭! 早く岸へ帰せッ」
飛び移るや同時でしりからげになると、事重大とばかりに、人波をけちらしながらいちもくさんでした。
2
だから、当然八丁堀をでも目ざして行くだろうと思われたのに、駆け向かった先はいささか意外! 土手に沿って河岸を下へ小一町韋駄天をつづけていましたが、お舟宿垂水――と大きく掛けあんどんにしるされた一軒の二階めざしながら、矢玉のように駆け込みました。
いっしょにそのものものしい足音を聞きつけて、広々と明け放たれた二階座敷の涼しげな青畳の上にごろりと寝そべったまま、煩わしそうに面を振り向けた者は、これぞ待たれたわれらの捕物名人右門です。