후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 221,941자 · 435화면
あちらでおふるまいにあずかろうよ」
いいつつ、蝋色鞘を腰にしたとき――、表であわただしくいう声がありました。
「ご老中さまから火急にお差し紙でござります」
「なに! 伊豆守様からお差し紙が参ったとな――伝六ッ。なにかご内密のお力添えかもしれぬ、はよう行けッ」
今、お力を借りに行こうといったその松平のお殿さまから、それも火急のご書状といいましたので、いかで伝六にちゅうちょがあるべき、――ねずみ舞いをしながら出ようとすると、四尺八寸のお公卿さまが、いたってまめやかでした。のどかな顔をしながら、ちょこちょこと飛んでいったようでしたが、すでにそこへうやうやしくお差し紙をいただいて帰りましたものでしたから、取る手おそしと開いてみるに、そもいったいなんとしたものでありましたろう!
「――ただいま尾州家より家老をもって内々のお申し入れこれあり、品川宿の一条に対する詮索詮議は爾今無用にされたしとのことに候条、そのほう吟味中ならば手控えいたすべく、右伝達いたし候。
松平伊豆守
近藤右門へ」
意外にも吟味差し止めのいかめしやかなお書状でしたから、晴れたと見えたのもつかのま、この世の悲しみを一度に集めたごとく青々と面を青めると、力なく言い捨てました。