후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(四)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,105자 · 337화면
やあい、人足! 人足、江戸一あしのはええ駕籠屋はいねえかよ!」
飛び出した声の騒がしさ。右門の知恵も時知らずに無尽蔵だが、伝六の騒々しさも時知らずです。まもなく仕立てた駕籠に乗ると、名人はなぞのひとそろいをたいせつにうちかかえながら、ひたすらに一石橋へ急がせました。
4
呉服後藤に金座後藤、橋をはさんで向かい合っているふたりの後藤が自慢の金で掛けた橋だから、五斗と五斗とをあわせて一石橋と名がついたというお江戸名代の橋です。
この橋たもとに、総格子六間の間口を構えて、大奥御用呉服所と染めぬいた六間通しののれんが、堀から吹きつける風にはたはたとはためきながら、見るからにいかめしい造りでした。
もちろん、お客も町人下賤の小切れ買いではない。城中お出入りの坊主衆、大奥仕えの腰元お局、あるいはまたお旗本の内室といったような身分由緒のいかめしいお歴々ばかりなのです。
駕籠を乗りつけて、ずいとはいっていくと、黙って名人は八丁堀目じるしの巻き羽織をひねってみせました。
「あっ、なるほど。わかりました。おしらべの筋は?」
「これじゃ」
手にしていたひとそろいをどさりと目のまえへ投げ出しながら、むだをいわずに三蓋松の紋を指さしました。