후리가나로 읽는 일본 고전
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
泉 鏡花의 吉原新話(よしわらしんわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,157자 · 75화면
怪しからん。鳥の羽に怯かされた、と一の谷に遁込んだが、緋の袴まじりに鵯越えを逆寄せに盛返す……となると、お才さんはまだ帰らなかった。お三輪も、恐いには二階が恐い、が、そのまま耳の疎いのと差対いじゃなお遣切れなかったか、また袂が重くなって、附着いて上ります。
それでも、やっぱり、物干の窓の前は、私はじめ悚然としたっけ。
ばたばたと忙しそうに皆坐った、旧の処へ。
で、思い思いではあるけれども、各自暗がりの中を、こう、……不気味も、好事も、負けない気も交って、その婆々だか、爺々だか、稀有な奴は、と透かした。が居ない……」
梅次が、確めるように調子を圧えて、
「居ないの、」
「まあ、お待ち、」
と腕を組んで、胡坐を直して、伸上って一呼吸した。
「そこで、連中は、と見ると、いやもう散々の為体。時間が時間だから、ぐったり疲切って、向うの縁側へ摺出して、欄干に臂を懸けて、夜風に当っているのなどは、まだ確な分で。突臥したんだの、俯向いたんだの、壁で頭を冷してるのもあれば、煙管で額へ突支棒をして、畳へめったようなのもある。……夜汽車が更けて美濃と近江の国境、寝覚の里とでもいう処を、ぐらぐら揺って行くようで、例の、大きな腹だの、痩せた肩だの、帯だの、胸だの、ばらばらになったのが遠灯で、むらむらと一面に浮いて漾う。