후리가나로 읽는 일본 고전
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
泉 鏡花의 吉原新話(よしわらしんわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,157자 · 75화면
早や夜もしらむ。さらば、身代りの婦を奪ろう!……も一つ他にもある。両の袂で持重ろう。あとは背負うても、抱いても荷じゃ。やあ、殿、上※(「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1-91-26)たち、此方衆にはただ遊うだじゃいの。道すがら懇申した戯じゃ。安堵さっしゃれ、蠅は掌へ、ハタと掴んだ。
さるにても卑怯なの、は、は、は、梅干で朝の茶まいれ、さらばじゃ。)
ばっと屋上を飛ぶ音がした。
フッと見ると、夜が白んで、浅葱になった向うの蚊帳へ、大きな影がさしたっけ。けたたましい悲鳴が聞えて、白地の浴衣を、扱帯も蹴出しも、だらだらと血だらけの婦の姿が、蚊帳の目が裂けて出る、と行燈が真赤になって、蒼い細い顔が、黒髪を被りながら黒雲の中へ、ばったり倒れた。
ト車軸を流す雨になる。
電燈が点いたが、もうその色は白かった。
婆々の言った、両の袂の一つであろう、無理心中で女郎が一人。――
戸を開ける音、閉める音。人影が燈籠のように、三階で立騒いだ。
照吉は……」
と民弥は言って、愁然とすると、梅次も察して、ほろりと泣く。
「ああ、その弟ばかりじゃない、皆の身代りになってくれたように思う。