후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
どうほう
同胞
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 同胞(どうほう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,713자 · 32화면
書いてある事柄なんかどうでもよくて、ただ恒夫の声を聞くのが目的らしかった。
「僕が小さい時、」と恒夫は茂夫に云った、「御伽話やお化の話を沢山聞いたから、そのお返しなんだよ、屹度。」それから彼は声を低めた。「お父さんも死ぬ前に書物を読んで貰いたがったそうだから、お祖母さんももう長く生きないかも知れない。」
「大丈夫だよ、まだ元気じゃないか。」
茂夫は打消すようにそう答えたが、祖母の所へ行くと、顔を伏せて固くなってしまった。恒夫に代って書物を読んでやる時には、変に声が震えた。
「ありがとう。もうそれくらいにしておきましょう。」と祖母は云って、じっと茂夫の様子を見守った。「またこんど来た時に先を読んで下さいね。」
「ええ。」と茂夫は低く答えた。
「恒夫にもあなたみたいな兄弟があったら、どんなにか心強いことでしょう。……いつまでも親しくしてやって下さいよ。」
恒夫はひょいと顔を挙げた。
「じゃあ僕達は兄弟になっていいの。」
「え、あなた達が……。」
「お祖母さんがそう云えば、僕達はいつでも兄弟になって構わないんです。」
云ってしまってから恒夫は自ら喫驚した。祖母は頭を細かく震わせて、これまで見たこともない大きな眼をして、二人の顔をじっと見比べていた。