일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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なごやすけっち

名古屋スケッチ

小酒井 不木

小酒井 不木의 名古屋スケッチ(なごやすけっち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,676자 · 12화면

아오조라 문고

その夜店に食べ物の多いのは、名古屋の特徴が食べ物にあるといふ見かたに一つの材料を提供する。尤も名古屋には、食通は至つて少ない。名古屋人には、おつな食物よりも、やすい食物が気に入るのだ。まさか、屋台店で、食べ物を値切る人間もないけれど、値切りかねないのが、名古屋人の腹なのである。

いや、広小路伯爵の話が、とんだところへ落ちてきたが、元来広小路伯爵なるものは、純粋の名古屋人ではないのであるから、この悪口に気を揉む必要はないであらう。その代り、広小路伯爵たちは、赤電車の通つたあとの広小路には多くは無関心である。けれども、名古屋の名古屋らしさは、午前零時以後の広小路界隈にあるといつてよい。そこにはかの『なも』『えも』のなまりを売り物にする紅裙たちが、縦横にうごめき始めるからである。盛栄連、浪越連、廓連、睦連、昨今、税金の値上げときいて悲鳴をあげて居るのはいさゝか艶消しだが、さすがに玉は悪くない。

大須界隈

東京の浅草、大阪の千日前、京都の新京極、それに匹敵するのが名古屋の大須である。そこには金竜山浅草寺ならぬ北野山真福寺があつて、俗にこれを梅ぼしの観音といふ。