후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 吸血鬼(きゅうけつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,554자 · 381화면
恒川氏は、明智の言葉が子供だましみたいで、どうにも合点出来なかった。
「偶然ではありません。両方とも本当の片輪だとすれば、そんな風にお考えになるのも無理ではありませんが、一方は真赤な偽物です。……サア、それを取って下さい」
明智は半分を恒川氏に、あとの半分を、黒マントの人物に向っていった。
その指図を聞くと、黒マントの男、いや女は、手早く帽子をかなぐり捨て、耳のうしろまで、自分のあごに手をかけると、いきなり、我が顔を、メリメリとめくり取った。……それは非常に精巧なろう製のお面に過ぎなかったのだ。
お面の下から現われたのは、――見物の二人は、さい前から薄々感づいてはいたが――明智の女助手文代さんの、美しい笑顔であった。
「よっちゃん、あなたも覆面をおとりなさいな」
文代さんは、お芝居の中で彼女がしめ殺した、黒装束の小怪物に、優しく声をかけた。
すると、醜怪な一寸法師は、声に応じて、顔にまきつけていた黒布を、クルクルと解いて、
「アア、苦しかった」
と、快活な調子で、ひとり言をいった。
読者も想像された通り、それは同じく明智の助手の、小林少年であった。
「アア、やっぱり君達でしたね。