후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 吸血鬼(きゅうけつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,554자 · 381화면
しかし、一緒に連れて帰るには、少し重過ぎるかも知れませんぜ」
谷山はあざけるようにいいながら、ドアを押し開いた。と同時に、サッと吹き出す異様な冷気。
「ア、真暗じゃないか、スイッチは、スイッチは?」
警部にせき立てられて、谷山は一歩隣室へ踏み入り、壁のスイッチを押した。
パッと明るくなった電燈の光りで見ると、その部屋はやっぱり機械室の続きで、コンクリートの池の様な巨大な製氷タンクが、室の半をふさいでいた。
「オヤ、誰も居ないじゃないか」
警部は、あたりを見廻しながら、けげんらしくいった。だが、その実、彼の心の隅には、既に、ある戦慄すべき予感が、雨雲のようにひろがり始めていたのだ。
「ここにいるのですよ」
谷山は身軽に、池の縁を伝わって、向うの隅にある小配電盤の所へ行き、スイッチの一つを、カチンと入れた。
と、同時に、ギリギリと歯車のきしむ音がして、タンクの中央から、亜鉛の巨大な角柱が、ニューッと首を出して、徐々に天井へまき上げられ、それがタンクから出切てしまうと、今度は横に宙づりをして、タンクの外側へ、ズルズルと降りて来た。
丁度その下に、多少熱湯をたたえたものであろう、モヤモヤと湯気の立昇る別の小さなコンクリートの池がある。