후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 吸血鬼(きゅうけつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,554자 · 381화면
顔一面の引釣、赤くくずれた鼻、長い歯がむき出しになった、唇のない口、この世の中のものとも思われぬ、不気味にも醜い怪物であった。
やがて、俯伏している襟元に、スーッと冷い風を感じた。扉が開かれたのであろう。
アア、一歩、一歩、あいつが近づいて来るのだ。と思うと、居ても立ってもいられぬ怖さだが、逃げようにも、身体がすくんで、立上るのはおろか、顔を上げることさえ出来ぬ。悪夢にうなされている気持だ。
倭文子は見なかったけれど、扉をあけて、はいって来たのは、黒いマント様のもので、身体ばかりでなく、顔まで隠した、異様の人物であったが、マントのふくれ具合といい、その隙間からチラチラ見える素肌といい、彼は真ぱだかの上に、直接マントだけを引かけているらしく見えた。
男は倭文子の上に、のしかかる様な格好になって、またもや不明瞭な声で、
「お前さんの言葉が、本当か嘘か、今すぐためして上げるよ」
といいながら、倭文子の背中を、軽く叩いたが、その拍子に、左の手首が、彼女の頬にさわった。
倭文子は、その手首の、瀬戸物みたいに、固くて冷い肌ざわりに、ゾッと動悸が止ってしまう様な、恐れを感じた。