후리가나로 읽는 일본 고전
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ふぶきのユンクフラウ
吹雪のユンクフラウ
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 吹雪のユンクフラウ(ふぶきのユンクフラウ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,544자 · 21화면
食事はスープと肉とデザートで、非常に高かったように思う。しかし、鎗の頂上より二百三十米高い所でサーヴしてもらうのだと思うと高くも感じなかった。若い娘たちがいそいそと立ち働いていた。暖房の装置もよく、室内は外套を脱いでいて丁度程よい暖かさだった。
サロンの外のテラスに出ると、すぐ東にはメンヒの峰(四一〇五米)が、西南にはユンクフラウの峰(四一六六米)が聳え立って、その間にコンコルディア広場とかアレッチュ氷河とか呼ばれる氷河時代からの千古の氷原が横たわって、遠くローンの渓谷までも見渡せるというので、扉を排して出ては見たが、横なぐりに吹きつけて来る烈風と骨に喰い入る寒冷に長くは立っていられなかった。上には断崖が削り立ち、下には氷河の渓谷が開けているが、大きな雪片が飛乱してあまり遠くまでは見わけがつかない。私たちの立ってるすぐ上の軒庇から黒い鳥が二羽三羽と吹雪の中を飛び下りて来てはまた飛び上って行く。烏に似て烏よりは小さく、鳩よりは大きい。名前を聞いたらベルクドーレ(山がらす)というのだそうだ。私たちはすぐ目の前にユンクフラウの本体を仰ぎながら、富士より三九〇米高く、新高より二一六米高いその俊峰を卍巴の雪花の中に見失い、しばらく償われない気持で立ちつくした。