일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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るそんのつぼ

呂宋の壺

久生 十蘭

久生 十蘭의 呂宋の壺(るそんのつぼ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,375자 · 36화면

아오조라 문고

秀吉は、千利久がこの壺一つ、一国二城に代わると極めをつけた清香という呂宋の葉茶壺を手に入れて自慢していたが、天正十九年の二月、利休は、道具の売買について曲事があったという叱責を受けて自裁した。

利休が死んだので、秀吉は呂宋の壺を求める道が絶えたと落胆していたが、文禄三年の七月、思いがけなく、堺の納屋助左衛門が呂宋の壺の名品を五十個ばかり持ち帰って上覧に供した。秀吉は、

「お手柄、お手柄。おぬしは五十国、二百城を呂宋から奪って帰った」と手を拍って喜んだという。

秀吉はまず自分が三つとり、残りを大阪城の西ノ丸の大広間に陳列し、壺の重さ一匁について銀子一貫目の割で諸大名に頒けた。

呂宋ではどういう向きに使っている壺なのか誰も知らない。千利久は茶器の新旧可否を鑑定して分限者になった男だが、親疎異同によって、贋物を真物、新を古と言い張って、よく人を欺いたということである。それはともかく、呂宋の壺にむやみな高値をつけてくれたおかげで、丈、八、九寸から一尺ほどの、あどけない陶物の壺が、一個、銀千貫目から二千貫目に売れたので、わずか四、五日のうちに、助左衛門は思わぬ大利を博した。