일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うたのたてやましんじゅういっきょく

唄立山心中一曲

泉 鏡花

泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면

아오조라 문고

自分は生命を掛けて恋した、生命を掛くるのみか、罪はまさに死である、死すともこの革鞄の片袖はあえて離すまいと思う。思い切って鍵を棄てました。私はこの窓から、遥に北の天に、雪を銀襴のごとく刺繍した、あの遠山の頂を望んで、ほとんど無辺際に投げたのです、と言った。

――汽車は赤城山をその巽の窓に望んで、広漠たる原野の末を貫いていたのであった。――

渠は電信技師である。立野竜三郎と自ら名告った。渠はもとより両親も何もない、最愛の児を失い、最愛の妻を失って、世を果敢むの余り、その妻と子の白骨と、ともに、失うべからざるものの一式、余さずこの古革鞄に納めた、むしろ我が孤の煢然たる影をも納めて、野に山に棄つるがごとく、絶所、僻境を望んで飛騨山中の電信局へ唯今赴任する途中である。すでに我身ながら葬り去った身は、ここに片袖とともに蘇生った。蘇生ると同時に、罪は死である。否、死はなお容易い、天の咎、地の責、人の制規、いかなる制裁といえども、甘んじて覚悟して相受ける。各位が、我ために刑を撰んで、その最も酷なのは、磔でない、獄門でない、牛裂の極刑でもない。この片袖を挟んだ古革鞄を自分にぶら下げさせて、嫁御寮のあとに犬のごとく従わせて、そのまま今日の婿君の脚下に拝し跪かせらるる事である。