후리가나로 읽는 일본 고전
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うたのたてやましんじゅういっきょく
唄立山心中一曲
泉 鏡花
泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면
見えるまで、げっそりと頬の肉が落ちている。
(夫人。)
と先生はうつむいたままで、
(再び、御機嫌のお顔を拝することを得まして、私一代の本懐です。生れつきの口不調法が、かく眼前に、貴方のお姿に対しましては、何も申上げる言を覚えません、ただしかし、唯今。)
と、よろめいて立って、椅子の手に縋りました。
(唯今、一言御挨拶を申上げます。)
と天幕に入ると、提げて出た、卓子を引抱えたようなものではない、千仭の重さに堪えない体に、大革鞄を持った胸が、吐呼吸を浪に吐く。
それと見ると、簑を絞って棄てました、お道さんが手を添えながら、顔を見ながら、搦んで、縺れて、うっかりしたように手伝う姿は、かえって、あの、紫の片袖に魂が入って、革鞄を抜けたように見えました。
ずしりと、卓子の上に置くと、……先生は一足退って、起立の形で、
(もはや、お二方に対しましては、……御夫婦に向いましては、立って身を支えるにも堪えません、一刻も早くこの人畜の行為に対する、御制裁を待ちます。即時に御処分のほどを願います。)
若旦那が、
(よろしいか。)
とちと甘いほどな、この場合優しい声で、御夫人に言いました。