일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くちびるそう

唇草

岡本 かの子

岡本 かの子의 唇草(くちびるそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,002자 · 14화면

아오조라 문고

栖子は帯の間からハンカチを引き出して、千代重の顔にぱっと投げつけながら、

「だめよ。そんなもの見せちゃ。あたしが裸虫が大嫌いなこと、あんた知ってるじゃありませんか」

千代重は顔を振ってそれを除けると、ハンカチは地上に落ちた。栖子が立ち上って逃げ出した時の丸い白い踵や、細い胴に縊れ込まして締た、まだ娘々した帯つきが妙に千代重を焦立たしくした。

彼はちょっと意地悪く唇を笑い歪めながら、

「園芸家の妻がこれんばかしの虫を怖がって、我儘過ぎるよ。ちと慣れるようにし給え」

彼は掌を突き出して栖子を逐った。

「いけない。傍へ来ちゃ――」

花やかな乱れた姿が古畳を蹴ってよじれ飛んだ。軽い埃が立って襖ががたがたいった。

千代重は残忍な興味を嵩じさせて、とうとう部屋の隅まで栖子を逐いつめた。千代重はここでその脅迫を一層効果的にしようと考えた。

「栗の虫だの、桃の虫だのって、すべて毒になるものじゃないよ。僕は田舎で育ったからよく知ってるが、柳の虫なんか子供の薬になるっていう位だ。一つ見せしめに僕がこの虫を食べて見せましょう」

千代重は掌の上へ開けた口を臨ましてちらりと栖子を見上げた。