후리가나로 읽는 일본 고전
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おしむすめ
唖娘
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 唖娘(おしむすめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,331자 · 3화면
石川は後でまた女のことを考えてみたが、どうしても唖の女を伴れて往くことはできないので、女に場所を知らしてないのを幸にしてそのまま逃げて目的の町へ往った。
その時の芝居は旧派と新派の合同芝居で、開場の日は旧派が青い帽子に新派が赤い帽子を冠て、車に乗って町まわりをした。そして、某川の川原へ往ったところで、石川は小便がしたくなったので車をおりた。川原には五六人の者が集まっていた。石川は何んだろうと思って傍へ往ってみた。そこには水死人があって菰をかけてあった。石川は好奇心にかられてその端をめくってみた。壮い女の仰向けになった死体であった。石川は一眼見てのけぞるほど驚いた。それは己が捨てて来た唖の女ではないか。石川は急いで車に乗って一行の後を追ったが、酷い熱が出て芝居ができないようになった。病気では小屋に寝てもいられないので、三人の仲間の借りていた饂飩屋の二階へ寝かしてもらったが、そのうちに夜になって仲間は芝居に往った。石川が一人で電気の暗い室の中に寝ていると、へだての襖がすうと開いて入って来た者があった。饂飩屋の家族が来たものだろうと思ってみると、それは彼の唖の女であった。