후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜんあくりょうめんねずみこぞう
善悪両面鼠小僧
国枝 史郎
国枝 史郎의 善悪両面鼠小僧(ぜんあくりょうめんねずみこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,231자 · 21화면
たので、花見る人は比較的少なく常時お山は静かであった。で、大名の奥向などでは花見と云えば例外なしに上野の山へ出かけたものである。
行列は極めて小人数であったが、さて山内へ着いて見ると、小袖幕で囲い設けた立派な観桜席が出来ていて、赤毛氈に重詰の数々、華やかな茵、蒔絵の曲禄、酒を燗する場所もあり、女中若侍美々しく装い、お待ち受けして居た所から、ワッと一時に陽気になった。
姫は設けの上座へ着き、老女楓、同じく松風、続いてズラリと順序を正し、老けたる者若き者、綺羅星のごとくに居溢れたので、その美しさ花に劣らず、物言うだけが優である。
「さあさあ今日は無礼講、芸ある者は遠慮なく芸を見せてくれるよう」
酒が一渡り廻った頃、この乃信姫は仰せられた。
「さあさあお許しが出でました。三味線、琴、芝居声色、何でもよいから芸ある方は、出し惜みせずお出しなされ」
いつも渋い顔をして睨んでばかりいる老女迄が、今日は愛相よくこういうので、待っていたとばかり女中共、芸尽くしを遣り出した。
義太夫、清元、常磐津から、団十郎の連詞の口真似、阿呆陀羅経からトッチリトン、安来節から出雲節、芸のない奴は逆立をする。