후리가나로 읽는 일본 고전
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よんじゅうはちにんめ
四十八人目
森田 草平
森田 草平의 四十八人目(よんじゅうはちにんめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,183자 · 112화면
と大書した絵符を両掛長持に附して、関所関所の眼を眩ましながら、五十三駅を押下った。そして、二十三日には鎌倉雪の下着、ここで江戸から迎いに出た吉田忠左衛門と出会って、打合せをした上、三日の後いっしょにそこを立った。そして、かねて準備しておかれた川崎在平間村の一屋に入った。ここに十日間ばかり滞在して、江戸の情勢を窺っていたが、差閊えなしと見て、十一月の五日にはとうとうお膝元へ乗りこんできた。そして、前月来伜主税が逗留している石町の旅人宿小山屋に、左内の伯父と称して宿泊することになった。江戸にあった同志は、それとばかりに、人目を忍んで、かわるがわる内蔵助の許に伺候した。いよいよ年来の宿望を達する日が近づいたのである。
が、内蔵助の到着とともに、かねて連盟の副頭領とも恃まれていた千石取りの番頭奥野将監、同じく河村伝兵衛以下六十余人の徒輩が、いよいよ大石の東下と聞いて、卑怯にも誓約に背いて連盟を脱退したことが判明した。もっとも、その中には、前から態度の怪しかったものもあるにはあった。が、内蔵助の叔父小山源五右衛門、従弟進藤源四郎など、義理にも抜けられない者どもまで、口実を設けて同行を肯んじなかったと聞いては、先着の同志も惘れて物が言えなかった。