후리가나로 읽는 일본 고전
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よじげんひょうりゅう
四次元漂流
海野 十三
海野 十三의 四次元漂流(よじげんひょうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,363자 · 128화면
どうしよう」
川北先生の顔は、子供の泣顔のようにゆがんでいた。
「窓をあけて、追いかけましょう。間にあうかもしれないです」
「そうだ、窓をあけろ」
身の軽い道夫は、大急ぎで図書室をでて研究室に入ると雪子の大机の上へとびあがり窓をあけた。と彼の横をすりぬけて川北先生が猟犬のように窓からぽいと外へ飛びだした。
道夫もそれに続いて、窓を飛び越え、庭園へ下りた。
「あ、痛……」
道夫の飛び下りたところには、生憎石があったために、彼は足首をぎゅっとねじり、関節をどうかした。身体の中心を失った道夫はその場に横たおしとなった。
「ああっ、痛い……」
起上ろうとするが、右足首の関節が痛いので力がはいらない。残念である。彼は川北先生の方が心配になり、足首を手でおさえて、芝生の上に半身を起した。
「おお……」
先生は、見事に雪子をとらえていた。松の木と八つ手のしげっている暗い木蔭の下で、先生は雪子の後から組みついていた。このとき雪子の姿が、さっきよりもずっと明瞭に見えた。道夫は、先生に力を貸さなければと、起上ろうとした。が、やっぱり駄目だった。
「先生、……雪子姉さん……」
道夫は芝生の上をはいながら、二人の方へ一糎でも近づこうと努力しながら雪子と川北先生のようすを凝視した。