일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちのしおぶんがくのしお

地の塩文学の塩

宮本 百合子

宮本 百合子의 地の塩文学の塩(ちのしおぶんがくのしお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,809자 · 8화면

아오조라 문고

けれども、内省的ということも、主として各作家の主観の内で云われる現象であって客観的に現代文学の内省がより鋭くされたということは、たやすく云い切れないのではないかと思った。

その一つの原因は、婦人作家の擡頭ということにつれて、諸家の見解がのべられているのに、何となく十分現実を掘り下げていない感銘を受けたからでもある。

婦人作家がこの一年に比較的数多い作品を発表もしたのは一般に高まった文学性への要求と婦人作家たちの共通性である芸術至上の傾向によるものであるとされ、それは、男の作家がこの二三年の世相の推移につれ、その社会性の積極さの故に陥った混乱に対置して、結局は婦人作家の社会性の欠如の故と否定的に総括されていた。けれども、果してそれだけで、現実のいりくんだ関係が云いつくされているだろうか。男の作家の社会性の積極さということもむずかしい問題であって、あの波この波にすぐ反応を呈してそれに吸引されるままになったと云うことを指しているのでないことは明かなわけである。単純な適応を積極性と呼ばないとすれば、自身の芸術境に忠実であろうとする作家、例えば川端康成というような作家の本年度の芸術が、ゆたかな社会性に充たされていただろうか。