후리가나로 읽는 일본 고전
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ちじょう
地上
島田 清次郎
島田 清次郎의 地上(ちじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 175,250자 · 350화면
どうかしてやりたさに人々は胸一杯に想いは充ちても、さてどう出来得るであろうか。二人を全然別離させることも出来ず、愛子を円満に離縁さして永井と結婚させることも出来ず、――出来得ることは少女誘拐で牢獄へはいること位でしかなかった。人々は今更のように、自分達の無力に驚かねばならなかった。
「僕達のようになっちゃだめですよ。え、大河君、僕達は要するに人生の勝利者ではない。僅かに路上で血みどろになって戦っている者です。しかもどうかすると敗亡しそうな弱虫でさあ。ね、僕達を真似ちゃだめですよ。僕達を踏み越えて、僕達がわずかに開拓して敗死したとき屍を乗り越えて真実の勝利の凱歌をあげてくれなくちゃ。え、大河君」と山崎はよく言った。そう言った心持は、尾沢や皆の者に共通な、彼等の次の時代である大河と深井の少年らしい姿をしげ/\と見守り祈るような、同時に彼等自身の険しかった半生とさらに暗険であろう未来を想ってみるような広大な寂しい感情であった。一月、二月、平一郎は彼等を訪ねて時は流れて行った。その間、和歌子の行方はまるで知られなかった。
第八章
三月が来た。北国の三月はまだ厳しい冬である。