일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちきゅうぎ

地球儀

牧野 信一

牧野 信一의 地球儀(ちきゅうぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,115자 · 9화면

아오조라 문고

祖父の十七年の法要があるから帰れ――という母からの手紙で、私は二タ月ぶりぐらいで小田原の家に帰った。

「このごろはどうなの?」

私は父のことを尋ねた。

「だんだん悪くなるばかり……」

母は押入を片付けながら言った。続けて、そんな気分を振り棄てるように、

「こっちの家はほんとに狭くてこんな時にはまったく困ってしまう。第一どこに何がしまってあるんだか少しも分らない」などと呟いていた。

「僕の事をおこっていますか?」

「カンカン!」

母は面倒くさそうに言った。

「ふふん!」

「これからもうお金なんて一文もやるんじゃないッて――私まで大変おこられた」

「チェッ!」と私はセセラ笑った。きっとそうくるだろうとは思っていたものの、明らかに言われてみるとドキッとした。セセラ笑ってみたところで、私自身も母も、私自身の無能とカラ元気とをかえって醜く感ずるばかりだ。

「もうお父さんの事はあてにならないよ。あの年になってのことだもの……」

これは父の放蕩を意味するのだった。

「勝手にするがいいさ」

私はおこったような口調で呟くと、いかにも腹には確然としたある自信があるような顔をした。こんなものの言い方やこんな態度は、私がこのごろになって初めて発見した母に対する一種のコケトリイだった。