후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
海野 十三의 地球要塞(ちきゅうようさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,834자 · 144화면
怪放送――お化け地球事件とは?
西暦一九七〇年の夏――
折から私は、助手のオルガ姫をつれて、絶海の孤島クロクロ島にいた。
クロクロ島――というのは、いくら地図をさがしても、決して見つからないであろう。
クロクロ島の名を知っている者は、この広い世界中に、まず五人といないであろう。クロクロ島は、その当時、西経三十三度、南緯三十一度のところに、静かに横たわっていた。
そこは、地図のうえでみて、ざっと、南米ブラジルの首都リオを、南東へ一千三百キロほどいったところだった。
「その当時……横たわっていた」といういい方は、どうもへんないい方だ、と読者は思われるであろうが、決してへんないい方ではない。そのわけは、いずれだんだんと、おわかりになることであろう。
さて私は今、そのクロクロ島のことについて、自慢らしく読者に吹聴しようというのではない。私が今、ぜひとも、ここに記しておかなければならないと思うのは、或る夜、島のアンテナに感じた奇怪きわまる放送についてである。
その夜、私は例によって、只ひとり食事をすませると、古めかしい籐椅子を、崖のうえにうつした。
海原を越えてくる涼風は、熱っぽい膚のうえを吹いて、寒いほどであった。