일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

海野 十三의 地球要塞(ちきゅうようさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,834자 · 144화면

아오조라 문고

そして、そいつは、生身の人間でしょう。いま、よく調べてみます」

大佐は、そういって、自動車の中から、マリ子をひっぱりだした。彼は、マリ子の頸のあたりをしきりに調べていたが、やがて、

「おお、やっぱりそうだ」

といって、指先で、マリ子の皮膚をいじっているうちに、ベリベリと音をさせて、マリ子の頸のところから顔面へかけて皮膚を、はいでしまった。その下からは、マリ子とは、似てもつかない鼻の高い、白人女の顔が出て来た。

「マスクだ。巧妙なマスクを被っていたのだ。元帥秘書のマリ子と、そっくりの完全マスクを被っていたのだ」

私は、万事を悟って、苦笑した。なんだ、つまらない奇計である。

大佐は、白人女の死顔を、じっと眺めていたが、

「はて、この顔は、見覚えがある。これはたしか、アストン女史というポーランド女だ。アストン女史が、東京へはいりこんで活躍するとは、はて、訳がわからないぞ」

大佐の疑問は、尤もであった。私には、見当がつかない。ポーランド女が、なぜ東京へはいりこんで、私にクロクロ島のことを聞きだそうとしたのであろう。

それから二十分ほど後、私たちは、鬼塚元帥と、大きな卓子を囲んで、向いあっていた。