후리가나로 읽는 일본 고전
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へんじんでん
変人伝
佐々木 邦
佐々木 邦의 変人伝(へんじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,178자 · 21화면
「今夜は妙に沈んだ話になってしまったね」
と竹内さんが笑った。墓地の話だった。竹内さんは鶴見のお寺に墓地を買って持っていた。地面を半分欲しがる叔父はそれを半分所望したのだった。
僕は三年間弁当を喰べ続けて、大学を卒業すると直ぐに、中国筋の中学校へ赴任した。父の任地に近かったのは何かにつけて好都合だった。その当座は、時々叔父のところへ手紙を出したけれど、返事をくれない人だから、次第に疎くなってしまった。年賀状だけで数年が過ぎ去った。叔父の休職の辞令を新聞で見た時、長文を認めて送ったが、矢張り返事が来なかった。喧嘩をしたのではなくて病気で引いたのだと母からの手紙で承知した。間もなく竹内さんから電報が着いた。
「コウタロウオジキトク。スグキタレ」
僕は直ぐに上京した。途中打ち合せて母も一緒だった。しかし間に合わなかった。竹内さんが出迎えて、涙をハラ/\と流した。医者と看護婦と婆やの外は誰もいなかった。叔父は島崎さんとも菊池さんとも又仲違い最中だったので、寄せつけなかったのだ。
「私は泣きましたよ。幸太郎君は僕の涙を見て、世にも不思議というような顔をしました。