일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆうぐれのまどより

夕暮の窓より

小川 未明

小川 未明의 夕暮の窓より(ゆうぐれのまどより)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,929자 · 4화면

아오조라 문고

一日をうか/\と、おもしろおかしく、何事をも深く心にとゞめ考えもせずに暮らしているものがある。また、悲しみに沈んでしみじみとはかない身の上を思いわずらうものがある。しかも、同じい夕暮の一時を、いろ/\の室の裡に、さま/″\の人が異った気持を抱いて、異った生活をしている。

賑かな、都会から汽車で二三時間も離れると、極めて淋しい、田舎に行くことが出来る。其処には、青い空の下に、独り一軒の家を建て、其の中には静かに、稀にしか人と顔も合わすことなく日を送っている人がある。遠く隔った、都会の歓楽に酔うて叫んでいる賑かな声も聞かない。また、悲惨な犠牲者の狂い働いている騒がしい響きの混った物音も聞かない。また、二十世紀の科学的文明が世界の幾千の都会に光りと色彩の美観を添え、益々繁華ならしめんとする余沢も蒙っていない。たゞ千年前の青い空の下に、其の時分の昔の人も、こうして住んでいたというより他に思われない極めて単純な、自然の儘の質朴な生活をつゞけている人がある。頭を上げて見るものは悠久に青い空の色である。淋しく、西の空に沈んでゆく夕日に地平線の紅く色づく眺めである。