일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おおいがわおくやまのはなし

大井川奥山の話

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 大井川奥山の話(おおいがわおくやまのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,724자 · 20화면

아오조라 문고

赤石山系の二大山脈即ち白峰山脈と赤石山脈とは、其北端に位する鳳凰山塊と共に、日本南アルプスと呼ばれている。此等の山脈は北アルプスと呼ばれている飛騨山脈よりは、概して高さに於て優っているに拘らず、登山者の数は反て甚だ少ないのである。殊に赤石山脈の南半に至っては友人中村君の話によると、其地方に住んで三十年も鉄砲打をしていた唯一の案内者でさえ、尾根の上迄は登ったことがないので、始めて山の頂上に立って四方を見渡した時に、「岳というものは下で見たのとはおっかなく違うもんだ」と驚いた位であるそうだから、況して登山を目的として此附近に足を踏み入れた者は、今迄に僅か十四、五人あるのみである。それなら山が低い為かというと決してそうではない。試に陸地測量部発行の五万分一地形図赤石岳図幅を見ても分る通り、赤石岳から南の方駿信遠三国の界に在る光岳まで直径にすれば三里半有るか無しの距離の間に、二千五百米乃至二千八百米以上の山が十座近くも聳えている。中にも聖岳の如きは三千十一米の高さで、一万尺に達せざること僅に六十四尺である。此山一つだけでも登山の価値は充分にあるのだが、それにも拘らず此山脈に登山者の少ないのは、交通の不便であることが最大の原因であって、北アルプスの多くの山のように、汽車から降りると一日か遅くも二日目には、もう目的