후리가나로 읽는 일본 고전
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
海野 十三의 大空魔艦(たいくうまかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,098자 · 63화면
そういって、彼はあたりを懐中電灯でもってさがしはじめた。
そのとき近くで、ふと足音が聞えたと思ったら、
「あっ、――」
と、丁坊がさけぶひまもないほどすばやく、彼の頭の上から、なにか大きな布がばさりと被さった。
「ううー」
と、呻ってみたが、もうだめである。何者とも知らず、二三人の大人があつまってきて、丁坊のからだをかるがると抱き上げた。そして丁坊をどこかへ連れてゆく。
そのうち丁坊は、なんだかいいにおいをかいでいると思っているうちに、たいへんねむくなった。
どこへ連れられていったのやら、またどのくらいたったのかはしらないが、おそらくずいぶん長いことたった後なのであろうが、丁坊は、はっと眼がさめた。そのとき彼が一番はじめに気がついたのは、ごうごうという洪水が流れるような大きな音であった。
なんの音だろう。
と、思う間もなく、身体がすーっと下に落ちてゆく。
「はてな、――」
と思うまもなく身体は停った。目を明いてみると、小さい西洋風の寝台に寝ているではないか。部屋は小さい。あたりを見ると、誰もいない。
「ここはどこだろう」
そう思った彼は、寝台のそばに小さい丸窓のあるのに気がついて、顔をそっとその方へよせた。