일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

その物好きは、お絹という女です。

これは猫に小判ではない、たしかに猫に鰹節ですが、この猫は牙を鳴らして、飛びかかりはしないが、猫撫で声をして、

「七兵衛さん、眩しくってたまらないから、蝋燭を一挺にしたらどうです」

「へ、へ、へ、いや、これで結構でございますよ」

見向きもしないで、また新たに小判の包みを一つ、ザクリと切ってブチまけたのは、いよいよ気障です。

「小判のようですね」

「へ、へ、小判でございます」

「贋じゃあるまいね」

「どう致しまして……小判も、小判、正真正銘の慶長小判でございますよ」

「本当かい」

「論より証拠じゃございませんか、一枚嘗めてごらんなさいまし」

と言って七兵衛が、その小判のうちの一枚を取って、敷居ごしの隣座敷のお絹の膝元まで、高いところから土器を投げるような手つきで抛ると、それがお絹の脇息の下へつきました。

「お見せな」

お絹はその一枚を手に取り上げて、妙な面をして眺めました。

「色合からして違いましょう」

「そうですね」

「それから品格が違います」

「そうかしら」

「これと比べてごらんあそばせ――こちらのは、常慶院様の時代にお吹替えになりました元禄小判でございますよ」