일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

「殿様、ごじょうだんをあそばしちゃいけません、御入用ならば、そのままそっくりお持ち下さればいいに……」

七兵衛は、いつまでも障子の外から、こっちを覗いてニタリニタリと笑っているばかり。

「七兵衛、天下の財宝を粗末にするな」

と主膳がいう。

主膳も、多少の酒と、黄金の光に、一時眩惑されて兇暴性を発揮してみたけれど、今宵の酒量は乱に至るほど進んではいず、黄金性の魅惑は、かりにも所有主と名のつく者が来てみれば、幻滅を感じないということもなく、こうなってみると、手にさげている槍までが手持無沙汰で、引込みのつかない形です。

お絹もまた、室内に燦爛たる黄金の光をいまさら、袖で隠すわけにもゆかず、拾い集めて当人に還付するのも変なもの、ほとんど立場を失った形で、てれきっている。

第一、所有主そのものが、怒りもしなければ、怒鳴りもせず、外でニタニタ笑っているばかりですから、空気の緊張を欠くこと夥しい。妙な三悚みが出来上って、この室内のてれ加減がどこで落着くか際限なく見えた時、気を利かしたつもりか、お絹の持って来て畳の上へ置いた手燭の蝋燭がフッと消えました。これは蝋燭が特に気を利かして、この場のてれ加減を救ったというわけでもなく、風が吹き込んで吹き消したのでもなく、慾に目の眩んだ人間のために顧みられなかったものだから、以前は、