후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
た人はない。しかもその見せてくれぶりが、雲霧を払って白日を示すように鮮かなものである。今までの単に鉛管を引いてタラタラと水を流してくれるに過ぎなかったのが、この人のみが巨大なる鉄管を以て、滔々と滝の如くに日本へ向けて、西洋文明の水を落してくれるようだ。
田山白雲も、この書物を通して、そぞろに巨人の面影を認めずにはいられなかったようです。
事実、幕末明治はあれだけの劃時代の時でありながら、その全体を代表する人物を求める日になると、茫然自失する。
西郷の功大なりといえども、かれ一人でこの時代を代表すること秀吉の如く、家康の如く、尊氏の如くありはしない。各藩の各種の人傑、おのおの一人一役を以て王政維新という事業に参加しているまでで、維新が中心となって、人物が主とならないのはあの時代の特色といえる――もし、強いて象徴的に幕末維新というものを代表する巨人を選定せよとならば、そは西郷よりも、大久保よりも、木戸よりも、福沢諭吉が相応しかろう。
田山白雲も、そこまでは考えなかったろうが、この巨人が時代の渇望に向ってしかけてくれた鉄管の水の豊富なるに驚喜もし、詠嘆もせずにはおられなかったろうと思われる。