일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

これこそ求めても得られない絶好な画題だ、と白雲が意気込みました。

この白熱の興味が、ついに白雲をして五日の間に「妖童般若」の大額を完成させてしまいました。その作たる、われながら見とれるほどの出来と見ましたけれど、白雲はそれに愛惜するの暇を与えずに、早くもここを出立するの用意を整えてしまい、

「茂坊、さあ、今日は房州へ立つんだぞ」

「え、房州へですか、おじさん、今日?」

「そうだよ」

「房州というのは、あのおじさん、鋸山のある日本寺の、お嬢さんのいる房州なの?」

「そうだとも」

「あたいを、その房州へ連れて行ってくれるの、今日!」

「うむ」

「じゃ、あたい、久しぶりで、あのお嬢さんに会えるんだ」

「会わしてやるとも」

「ほんとに夢のようね、おじさん、もしかして清澄のお寺へ入れちまうんじゃない?」

「そんなことがあるものか、さあ行こう」

「ああ、うれしい」

少年は欣然として勇み立ちました。

この出立はむしろ出奔に近い。白雲ほどのものがどうしてこうも慌しいのか、と怪しまれるほどに大急ぎで、絵が成ると共に装いを整え、その場で置手紙を一本書き――その手紙には、二枚の西洋画を特別に大切に保存しておくように書き残しただけで、自分の作のことは書かず。