후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
本来こういう盛り場へ来ると、いよいよ噪ぎ出して手がつけられなくなる心配があるのに、この時はめっきりおとなしいものだから、米友がそこに気がついて見返ると、先生は、番付をタラリとして、いい心持で居眠りをしています。
なるほど、昨晩からのあの噪ぎ方では疲れるのも尤もだ、幕があいたら起して上げよう、今のうちは静かに寝かしておいた方が先生のためでもあるし、第一、自分も世話が焼けなくていいと思いました。
そこで米友は、居眠りをさせるにしても、なるべく醜態を人様のお目にかけないようにして居眠りをさせるがよいと思い、番付も取って畳み、道庵の姿勢も少し直してやり、そうして自分は一心に幕の表を眺めて、拍子木の音を待っておりました。
幕あきを今や遅しと待ちかねているものは、米友一人ではありません。
その時分、第一の拍子木が一つ鳴ると、満場が急に緊張して、人気がまたざわざわと立ってきました。
ちょうど、その時です。かねて取らせておいたと見えて、土間を隔てて、米友とは向う前の桟敷に、四人連れの武家が案内されて来て、むんずと座を占めたのは――
だが、それは格別、誰の眼を惹くということもありません。