후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면
そこで、止むなく一方ではまた人気取りの廻し者が、盛んに海老蔵推讃の吹聴を始めましたから、仏頂寺がいよいよ納まらず、
「いったい、今時の見物は何を見ているのだ。第一この番付からして笑わせる、海老蔵ほどの役者なら、下の方へ尋常に名前を並べて書いておいても、誰も見損じをするはずはない、またその方が奥床しいのに、この通り、番付いっぱいに自分の名前を書き潰し、岩見重太郎でも、水戸黄門でも、下の方へ小さく記して得意げにしているところは、由緒ある劇道の名家のなすべきところではなく、成上りの、緞帳役者の振舞である――拙者のむかし見た海老蔵は、こんな薄っぺらなものじゃなかったよ――だから、これは何代目の海老蔵だと聞いているのだ」
丸山勇仙も最初から、様子が少し変だとは思いましたが、
「まあ、そこが芝居だよ」
どこまでも仏頂寺をなだめてかかると、その傍らから、
「タイセツ、ショサクジとは何だろう」
と尋ねたのは、同行の壮士の一人であります。
「なに?」
「タイセツ、ショサクジ」
連れの壮士は、丸山勇仙の眼の前へ番付を突き出して、一行の文字を指す。
それを勇仙が見て笑い出し、
「それはタイセツ、ショサクジと読むのではない、オオギリ、ショサゴトと読むのだ」