일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

自分にかかわったことではない――とお銀様は再び冷然として、また竜王松原の中へ足を踏み入れること一歩。

そこに、また人間の呻く声を聞く。

お銀様は、やはりそれを、殺された琵琶の息を吹き返して、本能的にこの世に向って助けを求める声だと聞きました。

だが、琵琶の死んだのと、生きたのが、何の自分にかかわりがある――

今度は思い切って、後をも見ずに松原へ走り入ると、またしても人の呻く声が頭上に聞えました。

お銀様は何ともいえないいやな気持になりました。それは助けを求めて聞き入れられない琵琶が、必死の恨みを罩めて自分を追いかけて来て、自分の頭の上で泣いたと思ったからです。

お銀様はまさしく琵琶の幽霊に追われたと思いました。

そこでお銀様は三たび冷然として立って、静かに顧みたが、松の木の間を通して見る街道の琵琶の死骸は、以前の通り身動きもしたとは思われない。

お銀様は、その呻吟の声の起るところを知るに惑いました。幸いにしてお銀様は、悪魔の戯れには慣れている。況んや琵琶の脅迫に怖れて、吾を忘れるようなことはありません。自分の頭の上の、松の枝から、自分の頭とすれすれに、これは本物の人間の死骸が一つ吊下げられてあることを知りました。