후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
それにしても、人間というやつは、知恵も、力も無さ過ぎると、そぞろに哀れを催したが、さりとて、なぜかこの連中に代って、熊の子を、熊の皮からもぎ離してやろうという気にもなりませんでした。
そのうちに、大勢の力を極めて、ようやくにして、熊の子の手から、熊の皮をもぎ離してしまうと、子熊を有合わす縄で、よってたかって縛り上げて、そうして米友がさいぜん見た、大八車の上の四角な檻の中へ、無理矢理に押し込もうとするのです。人間共に寄ってたかって手込めにされるから、子熊はなお力限りに争って、悲鳴を揚げながら、しきりに身振りをするのを、例の親熊の皮を欲しがって身悶えをするのだということが、昨晩の実例と、説明とを聞いているだけに、米友の頭にはハッキリと受取れました。
「無理はねえ――」
その途端に、米友が、何かに感動させられたように、急に身ぶるいし、
「その熊の子をどこへ連れて行くんだい」
「名古屋の香具師に売ることになりました」
「香具師に売る……」
と言って、そのまるい目を異様にかがやかせたものです。
三十六
「ま、ま、ま、待ちねえ」
それを聞くと米友が、まるい目を異様に輝かせた後、その口を烈しくどもらせて、