일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면

아오조라 문고

土地きっての大家の余勢でしょう。おのおのが線香をあげたり、水をやったりする。

時としては、こういう席が、かえって賑やかになるもので、故人の徳をたたえてみたり、その邪気のない失敗談をすっぱ抜いてみたり、また泣く泣くも、よい方を取るべき遺品分けの方へ眼が光ったりして、湿っているうちにも、かなりの人間味が漂うべきはずであるが、この席に限ってほとんどそれがないのです。

お義理だから集まっては来たけれども、いずれも、むっつりとした顔をして、特に何かの故人のしのびごとを言い出でようという者もなく、どうして発見して、誰がいつ持って来たかということを、念を押す者もなく、よく見つかったという者もなく、悪く持ち帰したという者もなく、全くお義理で、イヤイヤながら寄って来たという空気が充満して、全く白けきったお通夜の席が出来上りました。

こんな空気の中に、たった一人、目立ってハシャイでいるのは、新家の徳兵衛といって、イヤなおばさんには甥か何かに当る、それでも、もう相当の年配で、三十七八というところ、女房も、子供も、充分に備わってしかるべき分家の主人であります。

この男が、万事をとりしきって、白けきった席の蝋燭の心を切らしたり、湿っぽい席に笑いの種を蒔かせたり、ひとりで、座を取持とうとしている努力が見えます。