후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,467자 · 168화면
この間も来たところだが、ここまで来ると、七兵衛はまた、ゆっくりと、このお城の見物人となり、なんにしても素敵な城だ、お江戸の城からこっち、これほどの城は見たくも見られねえ。
そのはず、二十一郡六十八万石とは言うが、それは表高で、実収は百八十万石とのこと。
この城を築いた伊達政宗公というのが、まかり間違えば太閤秀吉や、徳川家康に向っても楯を突こうというほどの代物だから、それ、今時、薩摩や長州がどうあろうとも、こっちは仙台陸奥守だというはらが据わっている。
太閤様、権現様、信玄公、謙信公と同格の家柄だというはらがあるから、この城の家相を見てからが――以前にもちょっと出たことがあるが、これが七兵衛は一種の家相見であります――全く立派な貫禄で、どこへ出してもヒケは取らねえ、奥州の青葉城、うしろに青葉山を控えて、前は広瀬川がこの通り天然の塹壕をなしている。城下町と城内との連絡もよくついて、大軍の駈け引きも自由であり、いざとなってこの広瀬川を断ち切りさえすれば、後ろは山続きで奥がわからない、そこで城だけが天険無双の構えとなって独立自給のできる仕掛になっている――見かけから言っても、実地から言っても、これだけの要害な大城というものは、ほかにはちょっと思い当らない。