일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,467자 · 168화면

아오조라 문고

今し、この夕方、垂井の宿いっぱいにひろがる流言蜚語そのものは、

「明日になると、武田耕雲斎が押しかけて来て、この宿を占領する」

ということでありました。

中仙道と尾張路との岐れ路で、清冽なる玉泉をもって名のある、平和な美濃路の一要駅が、今夕、この流言によって、多少とも憂鬱の色に閉されていることを米友が認めました。

だが、こういった程度の流言は、歴史と言わないまでも、近代的の常識さえあれば、忽ちに雲散霧消すべきはずのものですけれど、そうもいかないところに、やはり時代の不安があるのです。

武田耕雲斎が来る!

なるほど、水戸の武田耕雲斎が、手兵を引具して、京地を目指して乗込んで来るという事実と、風聞が、東山道沿道の藩民の心胆を寒からしめたことは昨日のようだけれども、もうその事が結着してから、少なくとも今年は三年目になっている。

信濃路から侵入して来た耕雲斎の手兵が、大垣の兵に遮られて北国へ転じ、ついに一族三百余人が刑場の露と消えたのは誰も知っているはずであるに拘らず、その幽霊が、かくもこの辺の人心を脅している。

垂井の宿の入口でその流言を聞いたのが、宿の中程へ来ると、