후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
持ちになったからといって、かかり合いの出来るような品たあ品が違います」
八十
まだ中からも襖が開かず、こちらからもこれを押してみようとはしないのです。こうして、がんりきの野郎は、図々しくも先方の出ようを見ていると、中で、
「ちょうどいいところだ、脇差が一本欲しいと思っていたのだ」
「いや、どうも恐れ入りました、こうすんなりお買上げが願えるとは有難い仕合せなんでございます、どうかひとつ、こしらえ、中身、お手ごろのところ、十分にお目ききが願いたいのでございます」
「見ないでもよろしい、中身は盛光だと言ったな、盛光ならばまず不足はない、置いて行かっしゃい」
「では、お引取りを願うことに致しまして……」
買手は置いて行けと言い、売方はお引取りをねがいましょうと言いながら、まだどちらからも襖を開こうとはしない。当然その仲立ちをすべきはずのお銀様も、事のなりゆきを他人事のように見流しているだけで、あえて中に立って口を利いてやるでもなければ、ましてや、わざわざ立ち上って隔てを開いて、取引の融通をつけてやろうでもない。
そこで、この場の空気はテレきってしまいました。