후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
ところが、当の相手は、結句その無人島に送りつけられたことを幸福なりと感じて、そこに一人、永久にとどまると頑張り出してしまって、テコでも動かない。
「世の中には、変な坊主もあればあるものだ、人間はなるべく賑やかなところへ、便利のいいところへと住みたがるのに、あのお喋り坊主は、目も見えねえくせに、あんな離れ島で、たった一人で暮そうというんだから、てえげえ押しが太いや」
全く、弁信があの島へ納まると決心した勢いは、米友の力を以てしても、手がつけられなかったと見るよりほかはない。
米友は、ひとり弁信を残した多景島の方を見返り見返りしながら、無事に以前小舟を出発させたところの、古城址の臨湖の岸まで漕ぎ戻ってまいりました。
百八十三
小舟が岸に近づくと、米友は棹を返して、蘆の生い茂った一道の水路の中へ、舟を漕ぎ入れてしまいました。
これは、古城址としての、この臨湖の一廓に、昔の廓壕の名残りでもあるが、水の湾入して、蘆葦の生いかぶさって、その間に、面白い形をした松が所々にうねっている、その間を、蘆分小舟の画面になって、米友が漕いで行くのは、おのずから一定の針路があるに相違ありません。