후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
常に地団駄を踏んで、わが力の足らざることを、大地に向って強訴弾劾するのならわしを持っている。
今やまた、せっかくの心づくしが水の泡となって目前に現出している。よって、米友が歯噛みをして大地を踏み鳴らしている地点というものが、ちょうど、これが湖畔の町に於ても目抜きの巷でありました。
一方に、当地第一等の富豪、下津伝平の屋敷の堀が広々とめぐらされている。その向うにはかなり広大な絹取引の会所の棟が横たわっている。大商店が倉を並べている。大きな旅籠の中に、最もすぐれた浜屋というのが、塗りごめの戸袋壁に、夜目にもしるきほどの屋号を黒い塗壁に白く抜いている。この浜屋――というのが、以前から問題の、この中に覆面の怪物が二個いて、その間へ頬かむりのやくざ者がはさまった、前の晩の出来事の、その陣屋まがいの、だだっ広い構えなのであります。
ここまで来て、眼前に横たわっているのが人間の死骸であることを、夜目にも紛れなく認めた瞬間に、かくばかり激憤した米友も、やがてやや血気を静めて、そうして斬られている当人の果してなにものであるかの検討にとりかかりました。
二足三足と近づいて見ると、斬られた奴はうつぶしに倒れている。